医院について

あいわ鍼灸治療院が開院するまで・・・
実は、当院の院長は「しんきゅうて何?」って聞いてしまうほど、「鍼灸」を知りませんでした。馴染みも縁もない『しんきゅう』という言葉について調べたことが当院ができるまでのスタートです。鍼灸は中国で紀元前4000年前から存在するといわれています。そして人の体には経絡と呼ばれるツボが360個所もあり、そのツボに対して鍼と灸でアプローチすることによって痛みや病気を治すというものです。

鍼灸治療って痛くない!?
そもそも鍼灸院が初めての方は、鍼に対して痛いというイメージがあると思います。実は、当院の院長も初めは「怖いな」と思っていたんです。でも、「実際に体験したい」という思いで行きました。初めて目にした鍼はとても細く、その細さは髪の毛ほどの0.18ミリでした。そして初めて経験した鍼は…チクリともせず、まるで痛くない尖ったものが身体に数センチも入っているのに痛くないんです。そして数日後、身体の痛みが消えたんです。

鍼

培ってきた経験
鍼の凄さを感じ「鍼灸師になる!」と決め、東京の専門学校に行くことを決意しました。東京で専門学校に通いながら、治療院のアルバイトをし、時には自分の体に鍼を打ち練習を重ねました。そんな中バイト先で「肩が痛くい。なんとかしてくれ。」という患者様が来たとき、院長が痛い部分と症状を尋ね、治療をした患者さんから後日感謝をされていました。そして院長が「患者さんが苦しんで頼ってきてくれて、一生懸命仕事をしてお礼を言われるなんていい仕事だと思わない?責任も重いけど、僕はこの鍼灸っていう仕事が本当に好きなんだ」と言ったときに「僕も素晴らしい仕事だと思います」と答えて、頑張ろうと決意しました。そして猛勉強の末、鍼師・灸師の国家資格に合格し、大先輩の鍼灸院に就職しました。

鍼02

就職先での経験
就職先では、惨憺たる自分自身との対面でした。この院長は味わったことのないほど厳しく、毎日心が折れそうでした。「治療家はな、患者さんに寄り添って希望を与え、痛みが和らいだら共に喜び、治るまで心と心のつながりと信頼関係を築かなきゃ駄目なんだよ。おまえは何だ?今言ったことが一つでもできているのか?・・・・お前、いったい何がしたいんだよ!?」と正論を言われたこともありました。とにかく勉強し、帰ってからは自分自身の体に鍼を打ち、実験台となり結果を書き殴りました。1年が経ち、自分を頼りにしてくれる患者さんも増え、日々苦しいと感じていましたが、自己重要感は高まり「この道で一生生きていく!」と覚悟を決めました。

開業するまでの想い
独立について考えてい時「すみません。その症状は鍼灸では何ともならないんです。」とこの院長でもそう答えざるを得ない患者さんが存在することに気付きました。いわゆる難病と呼ばれる病気を持ち、藁にもすがる気持ちで治療院を訪れる患者さんです。“本当に無理なんだろうか・・・何か方法はあるのでは・・・・?” 理想は相手の期待を上回る治療を行うこと。やるしかない。難病と呼ばれる病気にも強い、患者さんの一縷の希望に応えられる治療院を自分で創ろう」そう思いました。そして名古屋に戻り、名古屋市名東区一社に夢だった「あいわ鍼灸治療院」をオープンしました。そして1か月後には「あそこは結果を出してくれる」という患者さんの評判や口コミで、地域の方々や遠方の方にまでご来院して頂けるようになりました。